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CRG テクニカルアドバイス 2016-2017


対象モデル : 2016-2017モデル

KT2, RoadRebel KZ, GemStar, BlackWheel
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 フレーム組み付け時の注意事項

ステアリングシャフトの組み付けの際は、芯出しを行いセンターを出してから ナットを締め付け、ステアリングシャフトが軽く回る様にしてください。
右記の動画をご参照ください。
SNIPER アライメントシステム
SNIPERアライメントシステムは、 キャンバー、キャスターの調整が、別々に調整出来き、あらゆるセッティングを可能にします。
アライメントアジャスターは、ミリ単位でのセッティングを可能にし、レーザー式アライメントゲージを使用しても、正確に測定可能です。
妥協を許さない、正確な測定が可能なプロフェッショナルパーツが標準装備となりました。 また調整も簡単に行えるため、アライメントゲージを取り付けたまま短時間で調整可能です。
取り扱い方法は右記の動画をご参照ください。
フロントバンパー/ロアを取り付ける際は、フロントバンパーとメインフレームまでの距離は9cmにしてください。
横から見てフロントスポイラーがメインフレームより下に出ないように注意してください。
フロントスポイラーの角度はフロントバンパーの止め位置によって微調整できます。
リアプロテクションサポート、プレートは右記画像のように組み付けてください。 またラバーがなじむまでは緩みやすくなりますので増し締めを行ってください。
初回走行日につきましては走行毎の増し締めを推奨いたします。

チェーンガードステーは右記のように取り付けてください。 
また、チェーンガードピボット部のM6ボルトにはネジロックを塗ることをお勧めします
ブレーキシステムについて
ブレーキのエア抜きを行ってください。
ブレーキオイルはDOT4を推奨します。 ROCK OIL Brake Fluid DOT4 
オイルレベルはマスターシリンダーに刻印されているラインを下回らないようにしてください。 ブレーキオイルが不足しているとブレーキが適正に制動しないことがあります。 またオイルが多すぎるとブレーキキャリパーピストンが適正に動かないことがあります。
ブレーキパッドが減ってくるとピストンの突出量が増え、マスターシリンダー内のオイルレベルが下がってきてしまいますのでご注意ください。
マスタータンクカバーは2本のM4のボルトで固定しますが、締め過ぎるとタンクカバーが変形する恐れがありますので、締め過ぎにはご注意ください。

ブレーキパッドは純正品をご使用ください。
ブレーキホースはフレームにタイラップでしっかり固定してください。
ブレーキカップシールはおよそ25時間走行毎に交換することを推奨します。
オイル交換はおよそ15時間走行毎に交換することを推奨します。

また、雨の日の走行後はマスターシリンダーのダストブーツを開けマスターレバー付近の砂や雨水等を除去し洗浄してください。
雨の走行の際は、マスターブーツ内に雨が進入し、砂やゴミがマスターカップに進入し、オイル漏れを起こす恐れがありますのでご注意ください。

ブレーキパッドボルトは強く締め付けずに指でボルトが回る程度に締め付けてください。 
強く締め付けるとパッドボルトが折れる恐れがあります。

カウルステッカーキットの貼り付け場所は右記をご参照ください。
ホイールのビートストッパーの穴にバリが出ている事があります。 そのまま使用しますとビートストッパーOリングを傷つけるほか、正常に締め込むことが出来ないなどの障害が発生しますので、バリが出ている際はバリ取りツールやドリル刃等でバリ取り加工を行ってください。
フューエルタンクの下側(フロアトレイとの接触面)は、フロアーパネルプロテクションステッカーKIT や薄いクッション材等を貼り付けることを推奨します。
タンクの損傷や傷から保護でき、タンクを固定しているナット部の負担を軽減できます。



※ ブレーキパッドボルトは強く締め付けずに指でボルトが回る程度に締め付けてください。  強く締め付けるとパッドボルトが折れる恐れがあります。

※ フロントホイールハブを固定する際、ナックルナットは締め過ぎないでください。 ホイールハブがスムーズに回るように締め過ぎないようご注意ください。
また、ナックルのスピンドル部やベアリング各部への定期的なグリスアップを推奨いたします。


走行毎にフレーム各部のチェック、増し締め等を行ってください。
定期的にブレーキシステム、ステアリング周り、シート周り、リアプロテクション、リア周り、リアシャフトイモネジ等の各部の点検を行ってください。
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※ 画像は2015モデル









 セットアップガイド

ベースセッティング(スタート時の基本セットアップ)について



リアの車高は、M6のボルトを用意し、ベアリングホルダーに開いているM6の穴(各2ヶ所づつ)にM6のボルトを挿して固定すると車高がセンターに調整できます。
新車購入時の出荷状態ではリアの車高がセンターに調整されています。

新車購入時は右記の画像のようにフロントの車高が上がった状態になっています。
新車購入時に装着されているスタビライザープレート(リアシャフトベアリングホルダーハウジングのブレーキ側に付いているプレート)は取り外した状態でスタートして、必要に応じて装着してください。



ベースセッティング

DRY
フロントトレッド:カラー3枚
リアトレッド:1,390~1,398mm
アライメント:ネガ2mm、トーアウト2mm


WET
フロントトレッド:カラー4枚半~5枚
リアトレッド:1,360~1,368mm
アライメント:ネガ6mm、トーアウト4mm
キャスター:1段寝かせる

リアシャフトベアリングのセンターのベアリングのイモねじは取り付けないでください。
ステアリングシャフトストッパーは、上側、下側共に少し間隔(5~10mm)を開けて固定してください。
フロントスタビライザー(ナイロン樹脂製)は、サーキットやコンディションに合わせて装着してください。

新車購入時の出荷状態は、リアシャフトはM20が装着されています。 M20で開始して、サーキットやコンディションに応じて付け替えてください。





 関連資料

CRGパーツリスト
リアシャフト硬度表
シートセット
シートセット(KT2/GEM STAR/BLACK WHEEL/ROAD REBEL KZ)
ブレーキシステムモデル一覧
ブレーキシステムモデル一覧 2015~
SNIPER アライメントシステム