HOME > 取扱商品 > > AVANTI その他注意事項

AVANTI その他注意事項


E.S.I ピックアップセンサーのケーブルについて

E.S.I ピックアップセンサーのケーブルですが、非常に細く取扱にはご注意ください。
写真のようにブラケットに穴を開けタイラップ等で固定し、エポキシ等で固定するとピックアップセンサーのケーブルを保護することが出来ます。 ケーブルの固定は、出来るだけ負担が掛からないように曲げ半径をできるだけ大きくして取り回して下さい。 結束部でケーブルを急激に曲げたり、引っ張り過ぎたりしてケーブルにストレスが掛からないよう注意してください。 エンジンのフィンやコイルステーなどの金具などに接触がある場合はタイラップ、テープ等で固定し配線を保護して下さい。





付属充電器の不具合について

PRD、AVANTIに付属される充電器(画像のタイプ)で、ヒューズの破損により使用できなくなった物が確認されました。
このタイプの充電器が使えなくなった場合は、ヒューズの断線が考えられます。
ランプが付かないなどの症状が出た場合は、ヒューズの交換を行ってください。
ヒューズの交換方法は、本体の3本のビスを緩め本体を分解してください。 本体を開くとガラス管のヒューズ(5A)が付いています。 このヒューズを交換してください。
ヒューズの種類は、ミニ管ヒューズ 250V 5A です。

また、ヒューズが断線していてもコンセントを繋ぐとランプが点灯することもあります。
通常ですと充電器をコンセントに繋ぐとランプが点灯し、バッテリーに繋いだ時にランプの明るさが変化するはずです。 断線している場合はランプに変化がないと思います。
充電器だけで判断するには微妙なランプの変化を見なければなりません。
付属の充電器を使ってバッテリーが充電されているか確認するには、テスターを使うかスターターを回すしかありません。
ですので、バッテリーの充電ができなくなった場合は、バッテリーのトラブルか充電器のトラブルが考えられます。 充電器に疑いがある場合は、ヒューズの確認をしてみてください。



バッテリーの取扱いについて

・. PRDドライバッテリー(密封式) 12V/7.0Ah
バッテリーは完成充電され出荷していますが、使用する前には必ず再充電を行って下さい。
※充電する時は、下記の注意を必ず守って下さい。
充電電流は、2A以下で充電する事。(通常の汎用クイックチャージャーでは、電流値が大きい場合があります)過大な電流で充電すると、バッテリー破損の原因になります。
PRD専用バッテリーチャージャー12V/2.0Ahを使用する事を推奨します。
完全充電したバッテリーでも、そのまま放置すると自然放電が進行する為、3~4ヶ月で有効な出力が発生しなくなります。 またそれ以上放置すると完全放電します。
完全放電したバッテリーの容量は出荷状態よりも減るばかりでなく、充分な機能を果たさない事もあります、完全放電する前に定期的な充電をお勧めします。 またご使用後は必ず充電をして下さい。
完全放電したバッテリーの再充電は、特に低い電流で、ゆっくり時間をかけて充電して下さい。

・. PRD専用バッテリーチャージャー 12V/2Ah
このバッテリーチャージャーは、PRDドライバッテリー(12V/7.0Ah)専用です。
充電器は、オートマティックで、充電電流は最大で2A以下に設定されています。
《使用上の注意》
電源コンセントにプラグを接続した瞬間、赤は常時点灯し緑のパイロットランプが一瞬点灯します。
○赤のランプ点灯・・・スタンバイの状態
 充電用端子、赤(+)、黒(-)をバッテリーの端子に接続すると、充電が始まります。  赤のランプは電源が通電しているときは常時点灯しています。
○緑のランプ消灯・・・充電中 
充電に必要な時間は、バッテリーの残量によって大きく変化しますが、充電には3時間~12時間の充電が必要です。 以後、使用後ごとの充電は、少なくとも2時間~3時間必要です。
○緑のランプ点灯・・・充電完了
充電器によっては緑のランプが消灯するタイプもございます。
AVANTIに付いてくる充電器は、緑のランプがすぐ点灯しますので、ランプに頼らず時間で管理するようにしてください。
定期的に充電することを推奨いたします。
また、バッテリーチェッカーなどで残量の確認などを行うことが望ましいです。
充電は24時間以上しないで下さい。

走行前には必ず充電を行うようにしてください。(約3~12時間程度で充電されます。)
充電不足などにより、バッテリーの能力が低下すると、エンジンの始動性も悪くなり、始動不良になることもあります。
また、ピニオンギアやギアプレートを損傷させてしまう恐れがあります。
走行に行かれる前には必ず充電する習慣を付けておくことを推奨いたします。

また、E.S.Iイグニッションスイッチ仕様のエンジン場合、エンジンが始動してないときは、イグニッションスイッチ がOFFになっている事を必ず確認してください。  ONになった状態で放置されますと、バッテリー電力は放電され電力低下につながります。



バッテリーの固定について

バッテリーの固定には、専用のホルダーを使用し、バンドやタイラップ等で確実にバッテリーを固定してください。



スターターモーターへの配線の固定方法

スターターモーターへの配線ですが、写真のようにモーター部分にタイラップ等で振動を和らげるように固定してください。 これによりモーター電極部分の振動による破損や配線の接触不良を防ぐことができます。
その他の箇所のも配線自体に結構な重量があるので、振動によりかなりのストレスがかかります。 突っ張らない程度に各所を固定をしていただくとトラブルを防ぐことができます。
ただし、ガチガチに固定してしまいますとかえって振動の影響を受けてしまいますのでご注意ください。
startermotot_wiring.JPG



キャブレターハイニードルの緩み対策

弊社試乗車にて、走行中の振動によりキャブレターのニードルがずれてしまうといった症状がでるものがありましたので、その際に行った対策方法を記載します。
M5サイズのワッシャーと、キャブレターのボディとワッシャーの隙間に軽くテンションがかかる程度(約7mm)のサイズに切ったガソリンホースを入れました。
振動でニードルが回っていってしまわないように、滑り止めとして装着しています。
measures_carburetor_high_needle.JPG


各部締め付けトルク

シリンダーヘッド
1.8~2.0kg・m
キャブレター取付
0.5~0.8kg・m
プラグ
2.0~2.5kg・m
コイルプレート
0.9~1.0kg・m
スターターナット(クランクシャフト)
3.0~4.0kg・m
クランクケース
0.9~1.2kg・m
ロータ取付ナット
3.0~4.0kg・m
スプロケット(クラッチドラム)
8.0~9.0kg・m
ジャムナット取付
9.0~10.0kg・m
ギアプレート
1.2kg・m

※ AVANTIのスターターナット(クランクシャフトドライブナット)、スプロケットナット(クラッチドラムナット)、ジャムナットのネジは、正ネジとなっております。 取外し、取付けの際にご注意ください。


リードペダルについて

リードペダルは定期的に点検を行ってください。
破損やヒビの入りやすい場所は、通常のカーボンタイプと違い、取り付けボルト近くに入ることがあります。 リードペダルを外さないと確認できない場合がありますのでご注意ください。
7~8時間走行での交換を推奨します。


※ エンジンのメンテナンス、修理、点検等には、専門的な知識・技術・設備等が必要とされますので、専門のカートショップ様に依頼することをお勧めします。