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AVANTI クラッチ メンテナンス


クラッチの取外しの際の注意事項

クラッチを取り外す際、クラッチ本体が外れにくい場合があります。
メーカーでの組立時にネジロック材をやや多めに塗付していることがあるようです。
新品ご購入後に最初に取り外される場合は、下記についてご注意ください。
通常の取外し方法で緩みそうに無い場合、そのまま続けてしまうとクランクシャフトやツール等が破損する恐れがあります。
必要以上にトルクがかかる場合は無理に外そうとせずに、トーチ、バーナー等でクラッチ本体を炙ってから緩めてください。 また取り外しの際は、専用のクラッチプーラークラッチプーラースリーブロックツールを使用してください。
クラッチプーラースリーブを使用せずに締め付けるとクランクシャフトの先端を傷める恐れがございますのでご注意ください。 脱着の際は必ずクラッチプーラースリーブを使用してください。
※ AVANTIのスターターナット(クランクシャフトドライブナット)、スプロケットナット(クラッチドラムナット)、ジャムナットのネジは、正ネジとなっております。 取外し、取付けの際にご注意ください。

下記画像左は新品時のクランクシャフト。 画像右がクラッチプーラーを使用せずに無理に外そうとして先端が膨らんでしまったクランクシャフトです。
 
 



ギアプレートの固定について

取付前にギアプレート取付部およびクランクシャフトを必ずパーツクリーナー等で脱脂してください。
ジャムナット、ジャムナットワッシャーの向きに気をつけてください。(ジャムナットワッシャーは凸面が外側(ドラム、ナット側)を向くように取り付けてください。)
取付の際にはネジロック材を必ず使用してください。




クラッチベアリング メンテナンス
まずは、クラッチベアリングの清掃から。
せっかくグリスアップするのに汚れたままでは新しいグリスがもったいないのと、ベアリングの状態を確認するためにも、一度きれいにしましょう。
クラッチベアリング、クランクシャフト、ドライブスプロケットに傷や破損がないか確認してください。
せっかくここまでバラしたなら、クラッチシューとクラッチドラムの点検もしましょう。
コースアウト等でごみを噛んだままにしておくと、シューとドラムの異常磨耗につながります。
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クランクシャフトへはうっすらとグリスを塗布してください。 maintenance_clutch_bearing_02.jpg
クラッチベアリングを入れる前にシムの取り付けをお忘れなく。
テーパーになっている部分(内側の黒い部分)がクランクシャフトの局面段差にフィットするように取り付けてください。
写真では分かりやすいように平らな部分を削って金属地をだしてあります。
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テーパー側がエンジンへ、平らな面がベアリング側へ来るようにクラッチシムを組みつけてください。 maintenance_clutch_bearing_04.jpg
ベアリングにもグリスを塗布してください。 maintenance_clutch_bearing_05.jpg



※ エンジンのメンテナンス、修理、点検等には、専門的な知識・技術・設備等が必要とされますので、専門のカートショップ様に依頼することをお勧めします。