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FORMULA 5について
FORMULA 5は、MAXTER社(MAXTER Srl)が、新たに発表したプロジェクトです。
コンセプト
レーシングカートの本場イタリアをはじめ、ヨーロッパ各地では、ミッションカートが今もなお人気のカテゴリーとして定着しています。
人気の理由は、ハイパワーなミッション付きエンジンであり、リミッターや面倒な配線もなく気軽に走行が楽しめること。 そして、信頼性と耐久性に優れていることなどがあげられます。
また、現役のF1ドライバーなどプロのドライバー達の多くが、シーズンオフにはミッションカートでトレーニングを行っています。 それほどFORMULAマシンに近い乗り物です。
上記のことなどから、MAXTER社ではミッションカートをベースに楽しめるマシンを開発すると同時に、ローコストで楽しめるワンメイクレースの開催を検討しました。
"FORMULA 5"(フォーミュラーファイブ)のマシンは、KZ(ミッションカート)クラスのマシンをベースに専用開発されたシャーシとエンジンを搭載したワンメイクマシンです。
エンジンは、水冷2ストローク125cc、6速/4速スイッチングミッション。
バッテリー、セルモーターを搭載いたTAG(Touch and Go)エンジンです。
KZクラスのハイパワーをより扱いやすくし、安定した性能を発揮し、信頼性、耐久性にも優れています。
"FORMULA 5"(フォーミュラーファイブ)は、バッテリー、セルモーターを搭載していますので、ボタンひとつで簡単にエンジンを始動することが可能です。
押し掛けの必要がありません。 始動性も抜群です。
そしてKZ(ミッションカート)ならではのトルクのあるマシン。 およそ40馬力あるパワーは、身体に掛かる横Gも凄い物があります。 多くのドライバー達はそれを乗りこなそうとさらに練習に励んだり、カートがより楽しいと感じるはずです。
マシンについては、回転数も14,000rpm程度しか回さないことと、チェーンのサイズを大きい物を使用していますので、チェーン、スプロケットの磨耗もさほど無く長期間使用することが可能です。
2ストロークの甲高い音質も大きな魅力のひとつです。 そしてシフトチェンジが出来るので今までのエンジンでは体感することの出来なかった爽快感があります。
またパワーバンド(使用回転域)を自在に操れるというところもポイントです。 リミッターもありませんので、トップスピードでエンジンが頭打ちすることもありません。
トランスミッションは基本的には6速となっていますが、クランクケースに取り付けられたスイッチングボルトを引っくり返すことにより、4速仕様に変更出来ます。
6速仕様は高速サーキット向きで、4速仕様は低速サーキットに向きます。 距離の短いサーキットでは6速シフトにするとギアチェンジが忙しくなってしまうからです。
配線によるトラブルやバッテリーによるトラブルに悩まされることもありませんし、毎回セッティングに時間を費やす必要がありません。
ドライバーはドライビングに集中でき、余計な心配が不要になります。
以上のことからもわかるように一度カートを組み上げ、コースによってギアとキャブレターセットだけ合わせてしまえば、その後はさほど手間が掛かりません。
"FORMULA 5"(フォーミュラーファイブ)のダイナミックかつ爽快な走りを是非ご自身で体感してください。
開発経緯
2011年11月末にイタリアにてMAXTER社及びCRGオフィシャルチームと共にイタリアのサウスガルダサーキットにてテストを行いました。
そのテストにおいて、日本から佐野和志選手もテストに同行しました。 CRGのオフィシャルチームからはテストドライバーとして、ダビデ・フォレ選手、フェリーチェ・ティエネ選手、レノックス・ジョーダン選手がテストに参加しました。
テストは数日に渡って行われ、エンジンのテストに加え、シャーシのテストも行われました。
そのテストにおいて収集されたデータが"FORMULA 5"(フォーミュラーファイブ)の市販モデルにフィードッバックされました。
FORMULA 5 Project (フォーミュラファイブ プロジェクト)
"FORMULA 5"(フォーミュラーファイブ)は、今後世界各地でレースの開催を行っていくなど様々な展開を予定しています。
今後の"FORMULA 5 Project (フォーミュラファイブ プロジェクト)"の展開をご期待ください。